2003-01-01から1年間の記事一覧
例のアメリカでBSEが発見された件で、米牛肉業界はまだBSE感染の可能性が高いとされるいわゆるダウナー牛からの牛肉の締め出しに反発しているという記事。なに考えてんだか。BSEとわかった問題の乳牛もダウナーで歩行困難なだったわけだけど、以下のNY Times…
国境なき医師団によればスーダンの南で内臓リーシュマニア症(カラアザール)が蔓延しているらしい。内臓リーシュマニア症はサシチョウバエ(スナバエ)媒介の感染症。 リーシュマニア症とは? (国境なき医師団) リ−シュマニア症 leishmaniasis (海外勤務健…
TCSの記事 "Biotech Ends and Means" で知ったのだけど、米大統領生命倫理評議会の報告書がペーパーバックになってる。著者はもちろんレオン・カス。 Leon Kass, "Beyond Therapy: Biotechnology and the Pursuit of Happiness" (ISBN:0060734906)
もう1つは毛の文化人類学の話。陰毛を一部残して脱毛してしまう女性が多いらしい(時には男性も)と知った女性記者がヒトの進化において毛がある・毛がないとはどういうことかを考える話。ところどころ大笑いさせながらも、とても興味深い。
今日は面白い記事ばかり。1つ目は1999年に火星の南極に着陸するときに信号を失ってしまったNASAマーズ・ポーラー・ランダーの謎を追う話。NASAによる見解と、依頼されてマーズ・グローバル・サーヴェイヤーからの画像を解析した米国防省の画像解析機関 Natio…
現地にいたのはたった3時間半、しかも治安維持にあたっているオランダ軍に案内してもらっただけのひとに「比較的安全」だなんて言われて誰が「はい、そうですか」って納得するのかね。 「ヘルメットもかぶる必要はない」「街に散髪に出掛ける際にも単身で防…
NYTにあった記事はポール・マーティン新首相が微妙に政府を右寄りに修正しつつあるというもの(あ、一応断っておくと政権を持つカナダ自由党は日本の自民党とは違って、中道左派ということになってる)。対米関係改善の動きをその理由として挙げているみたい…
ローカルネタですまんが今日も雪が降ったよ。ウチ周辺の通りが除雪されるのはいつだろう... どうやらこの先ホリデーシーズン中は雪や氷雨ばかりみたい。南極のほうが暖かいってのはどうなのよ。
17世紀イギリスの官僚にしてダイアリストであるピープス氏の日記がブログになってる。素晴らしすぎ。私も前から読みたいと思っていたのだ。ピープス氏って誰?というひとは岩波新書の『ピープス氏の秘められた日記』(ISBN:400420206X)とか以下のリンク先を…
むかしこの辺でふれた24時間科学ケーブルチャンネル Cable Science Network の話。やっぱり結構支持者がいるみたい。学会中継まであるかもしれないっていうのは素晴らしいね。
セグウェイが欧州では認可がないので乗れないという話。また現行では原付扱いなので、ブレーキやライトがないと認可も出そうにないらしい。しかしそれって妙な話。電動車椅子だって駆け足くらいの速度は出るのに誰も原付扱いしないし、ブレーキもないでしょ。
グーグルがアマゾンに対抗して?出版物からの語彙検索をベータ版で始めてるみたい。入力ボックスに print.google.com とタイプしてさらに検索語を入力してボタンを押す。最近FedexやUPSの配達物トラッキングまでできるようになって、まさにどこでもグーグル…
で、ポール・アレンも投資しているらしい。SF博物館だとかSETIへの支援だとか、この人そういうの好きなんだろうね。
昨日、音速を超えたSpaceShipOneのフライトで着陸時に左のギアが引っ込んでしまったときの写真。
成層圏から気密服でダイビングする女性とのインタビュー。いやはや、すごいね。以下引用(斜体強調は引用者による)。 My maximum free-fall speed will be around 1150 kilometres per hour, though because of the thinness of the atmosphere it will fee…
今日届いた Scientific American の1月号、なんだかいつもより重たいなと感じて中を見てみたら、韓国通産省からの広告が入っていて、45ページにも渡って地元テクノロジー系企業や研究所を宣伝していた。単にウザイので、ちょっとそういうのやめて欲しいとか…
Slateの週替わり日記、今週は宇宙生物学者の日々。いやー、これは面白いね。
ルータンのSpaceShipOneが音速を超えた。 SpaceShipOne Breaks the Sound Barrier (SpaceRef)
ソユーズで行くISSへの旅のチケットがまたアメリカ人2人に売られてる。搭乗は早くて来年10月。 Sold, for $40 Million! 2 Seats on a Russian Rocket (Reuters)
台湾でSARSウイルスを扱っている研究者がそのサンプルから感染してしまったらしい。しかしWHOがSARSサンプルの保管されている研究室を把握してないというのは明らかに落ち度でしょ。 SARS case in lab worker (The Scientist) 台湾でSARS感染を確認 44…
このあいだの記事の続報。結局FDAの諮問委員会は緊急避妊薬のOTC販売を23対4で薦めることに決めた様子。FDAはふつう諮問委員会の意見に従うので、FDA長官のマクレランにどこからか圧力がかからない限りはそのまま認可される。ヴァージニア・ポストレルは普通…
Wiredが Advanced Cell Technology 社でのヒトクローン胚作成の様子を取材した記事を挙げてるね。10月に行われた実験で、基本的には去年ACTから出された論文での実験(過去の日記参照)を再現したもの。つまり除核した卵子に卵丘細胞を移植して、10個のうち1…
オポーチュニティ、スピリット(ともにNASA)、ビーグル2(欧州宇宙機関)の3つの火星探査機の着陸地とその天気予報。
擬似科学の7つの徴候。素晴らしすぎ。さー、これ読んでみんなもトンデモ科学を見抜いてみよう。ネタ元は CharlesMurtaugh.Com でした。 発見者がその主張を直接メディアに訴える 発見者は科学界の権威が自分の研究を抑圧していると主張する その現象にまつわ…
さてはて、今後はどうなるかね。
今年のノーベル医学生理学賞が発表された時に書いたように、MRI開発の貢献についてその賞を逃したと主張するレイモンド・ダマディアンがNYTのインタビューに答えた記事。いやー、これかなり笑えるんですけど。 If you know you're right about inventing the…
一昨日もふれたけど、緊急避妊薬のOCT販売をFDAが検討することについて、NYTが論説を書いてる。ブッシュ政権による介入を牽制?しているのかな。 What's absolutely certain is that they have a right to expect the decision to be made on the basis of s…
パワーポイントによるプレゼンが話を単純化しすぎてセールス・トークになっているという記事。しかし、そりゃー当然でないの? どんなプレゼンだって相手の興味を惹きつけるためのもの。本来はそれに伴う報告書・論文が用意されているべきだし、内容をきちん…
ライチョウの写真なんて久しぶりに見たね、懐かしい。子供のころ切手を集めていたときから、そのデザインのなかにあったライチョウが大好きだったのだよ。
昨日、ポール・マーティンがカナダ第21代首相に就任。自由党が伝統的に弱い西部州からの議員2人を内閣の重要なポストに就けたり、ケベック州がセンシティブになりがちなポストにケベコワを就けたりと、ずいぶんあちこちに配慮した内閣構成になっているらしい…