医学

Medical Mystery - One Brown Eye and One Blue Eye (NEJM)

今週の NEJM より。右目が茶色の瞳、左目が青。また左目が眼瞼下垂ぎみで縮瞳もみられるこの少年が10ヶ月齢のときに持っていた病気は?

Ass Backwards: The media's silence about rampant anal sex (Slate)

わはは。最近CDCが発表したアメリカ人の性生活についての報告に関して、メディアではオーラル・セックスの横行のことしかふれてないけど、「24歳までの女性の3人に1人がアナル・セックスを経験してる」ことがまったく報道されてないのはどうして?っていうSl…

To Snip? - Help Slate's circumcision research project (Slate)

割礼がエイズ感染率を下げるかも?という報告を受けて、その是非を語る Slate の記事。書いたのは自分の子供2人にも生まれてすぐに割礼を受けさせた女性記者で、「セックス時の快感はどうなのよ?」という(親として心配されるにはなんとも複雑な)疑問につ…

脳深部刺激術(DBS)の体験記

偶然発見したページ。パーキンソン病の手術療法としてDBSの埋め込み手術(過去の日記を参照)を受けた患者さんの方々による体験談を掲載している。 時々ふれられている薬のうち、マドパー、ネオドパストン、ドパゾール、メネシットはLドーパ製剤で、カバサー…

BMJ Cover Notes (Vol 328, No 7446) (BMJ)

今週号のBMJ(British Medical Journal)の表紙が怖すぎ。8週間目の胎児の電子顕微鏡写真。

Scanscam? (NY Times)

今年のノーベル医学生理学賞が発表された時に書いたように、MRI開発の貢献についてその賞を逃したと主張するレイモンド・ダマディアンがNYTのインタビューに答えた記事。いやー、これかなり笑えるんですけど。 If you know you're right about inventing the…

Beam me up (Economist)

反陽子を使った癌治療の可能性。基本的には癌細胞にぶつける陽子線治療と同じ仕組みなのだけど、陽子との対消滅のときに生じるエネルギーによってより効果的とのこと。

F.D.A. Panel Backs Breast Implants Made of Silicone (NY Times)

FDA諮問委員会がシリコン豊胸手術の認可を支持。

Twins parted in marathon operation (BBC)

シャム双生児の分離手術、とりあえず無事に終わった様子。いまは容態を見守っているところ。

Halting a Breast Cancer Trial (NY Times)

これは一昨日触れた乳癌再発防止の薬レトロゾールの臨床試験に関しての NY Times の論説。そこで書いたように、この研究者たちはあまりにこの薬の効果がよかったために試験を中断して、プラシボの患者さんにもその恩恵が受けられるようにした。でも薬の服用…

Conjoined twins op starts well (BBC)

昨日触れたエジプト人シャム双生児の分離手術が順調に進んでいる様子。昨日の記事よりも詳しいかな。

「ノーベル賞、私こそ受賞すべき」 米医学者が意見広告 (朝日)

「今年のノーベル医学生理学賞が私を除外したのは、恥ずべき間違いだ」と、米ニューヨーク在住の医学者が10日付ニューヨーク・タイムズ紙と9日付ワシントン・ポスト紙に異例の全面意見広告を掲載した。ノーベル賞メダルの写真を上下逆さまにあしらうなど…

Conjoined twins face risky surgery (BBC)

頭頂でつながったシャム双生児(2歳のエジプト人)の分離手術がアメリカで行われるらしい。ついこのあいだ失敗に終わったイラン人女性双子同様に、脳の血管をシェアしている。難しそうだ。ところでシャム双生児というのは politically incorrect な言葉なの…

New Drug Regimen Greatly Cuts Risk of Recurring Breast Cancer (NY Times)

これ昨日、ニュースで報道されていた。かなり有望みたいだ。タモキシフェン(エストロゲン阻害剤)を5年間服用したあと(これは通常の乳癌予防処置)、レトロゾールを服用すると閉経後乳癌の再発率が半減するというもの。あまりに効果がよかったので、臨床試…

The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2003 (Nobel Foundation)

今年のノーベル医学生理学賞はMRIの開発に貢献したとしてポール・ラウターバー(アメリカ人)とピーター・マンスフィールド(イギリス人)に。 正直、「へぇ」という感じ。MRIの「発明」については、あまり実用的でない段階で癌の検出に最初にこれを用いて、…

Gene for SARS susceptibility found (New Scientist)

The gene variant is prevalent in people of south Chinese origin, so the discovery may help explain why the disease rampaged across southeast Asia emerging in China's southern Guangdong province in November 2002. The gene produces a protein…

長寿マウスコンテスト (Nature BioNews)

現在、タイトルを保持しているマウスは「GHR-KO 11C」と呼ばれている。このマウスは、満5歳の誕生日を迎える1週間前に死んだ。これは人間で言うと150年生きたことに相当する。「この記録は、かなり、延ばせるはずだ」とde Greyは話す。

Gulf War Veterans Have Higher Rate of Lou Gehrig's Disease (Scientific American)

湾岸戦争時の兵士がALS(ルー・ゲーリック病)に罹る確率は2倍。Neurology に載った論文はこれ。 Horner et al. (2003) Occurrence of amyotrophic lateral sclerosis among Gulf War veterans. Neurology, 61, 742-749. [Abstract]

Penis is a competitive beast (BBC)

Scientists believe the shape of the penis may have evolved to help men remove the semen of love rivals during sex. ペニスの亀頭は行為中に他のオスの精子を膣外に追い出すようにできているらしいよ。

Doctor slang is a dying art (BBC)

イギリスのお医者さんが患者たちについて語るときに使う隠語の数々。以下に爆笑。 And the number of terms for patients believed to be somewhat intellectually challenged is enormous. "I can't believe what he just called me..." From LOBNH (Lights…

A Cure for Aging (The Speculist)

老化研究の遺伝学者へのインタビュー。 What Aubrey has to say is explosive -- aging is curable. The answer will soon be in our grasp if we devote the necessary resources to going after it.

On the Science of SARS (The Scientist)

SARS発生から現在までのクロニクル。

衝動買いは薬で治る (日経ヘルス)

オニオマニアと衝動買いってちょっと意味が違うような気が。効果があるとされたのはSSRI。

閉経後の女性が骨粗しょう症になる理由 (Nature Japan)

ちょうどエド・ルーのジャーナルで無重力空間での骨喪失にふれたところを訳していたので、いいタイミングだった。女性が特に閉経後で骨が弱くなる仕組みはこれまでよくわかっていなかったのだけど、どうも骨細胞でのエストロゲン受容体(α型)が活性低下し、…